このブログは結婚に関するものですが、出産を前提とした結婚について書いています。そしてカテゴリーを生物学にしているのですが、一応「結婚基礎論」というタイトルにしている通り、結婚と出産の根本にあるものについての考察をしてみたいと思いました。

本当のことを言いますと、私が懸念していることはほぼ出産の問題だけです。現代の日本で結婚は出産の前提になっているから、出産の第一歩とされている結婚で躓いている若い人たちの参考になるようにと、結婚をテーマにしたブログを書いています。20~30代の結婚に年齢が大きく影響するのは、当然のことながら出産を前提にしていることの影響が大きいです。完全に妊娠を諦める年齢になると、数年の違いは全く問題になりません。

もちろん、女性が結婚をせずに子供を作るという考えもありだと思います。年齢が進めば尚更のこと、自分が満足できる相手と結婚するのはそもそも難しいことです。オスのほうが体格の大きい動物は一般的に、一夫一妻制の繁殖が必ずしも一般的ではないそうです。人間に進化する前から引き継いでいるメスとしての本能が、自分と釣り合う程度のオスに満足することを許さないとしても全く不思議ではありません。

ある女性が子供を残したいと思うような相手は他の女性も同じように思う可能性が高いため、既婚者である割合が高いのかもしれません。結婚せずに子供を作りたいという女性に対して男性が応じることは、今の社会では非難されるかもしれませんが、善悪の問題を超えた大きな意味があるのかもしれません。家庭という制約なしに活躍して人類に貢献しようという特別な男性が、その遺伝子を残せるような仕組みがあったほうが良いのではないかと思います。

また結婚して結果的に離婚してしまったとしても、子供さえできれば未来は残ります。結婚(相手)にこだわって子供のできる年齢を過ぎてしまって未来が無くなるよりも良いのではないでしょうか。子供がいるから再婚できないのではなく、子供がいるから再婚しなくても済むと考えれば、未来は明るく、子供を大切にできるのではないでしょうか。